住まいづくりのコンシェルジュ
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家族の絆がいっそう深まる「1.5世帯住宅」のすすめ
両親とひとつ屋根の下に住みながら、それぞれのプライベート空間を保てる「二世帯住宅」。両親、子供、孫と三世代が同居することから「三世代住宅」ともいわれるこの住環境は、単身世帯とならび、日本の代表的住環境となりました。
今回ご紹介するのは、近年、新たに注目されている「1.5世帯住宅」です。
変わりゆくライフスタイルとともに生まれた、新しい住環境の考え方をご紹介します。
プライベート空間をひとつプラスするという考え
1.5世帯住宅とは、基本の一世帯住居に、独立した生活空間を設けた住宅です。シチュエーション別に詳しくみていきましょう。
子どもの成長を一緒に見守りたい!両親とのプチ同居
夫婦共働きがあたりまえとなった今、子育ては祖父母の協力なしでは難しいといっても過言ではありません。
しかし、同居となるとさまざまな問題をクリアしなければなりません。そこで生まれたのが「1.5世帯住宅」という考え方です。一般的に、個室に手洗い場やミニキッチンなど、水回り設備が備えられた部屋がある家をそう呼びます。
たとえば遠方に住む祖父母が遊びに来たとしましょう。数週間ゆっくり滞在し、お孫さんとゆっくり過ごしてもらいたいものです。1~2日の滞在であれば、リビングや客間を即席ゲストルームに仕立てることは可能ですが、長期となればそうはいきません。
また、子どもが病気になり、近くに住む祖父母に看病をお願いする際も、できればプライベートな空間を用意してあげたいものです。
そこで登場するのが1.5世帯住宅です。
招かれたゲストは、たとえ家族であってもやはり遠慮をするものです。自室にキッチンがあれば、ちょっとお茶を飲みたいという時など気兼ねなく過ごすことができます。また、二世帯住宅ほど独立していないので、孤独感がないというのも特長です。
今は同居をしていなくても、将来的に両親との同居を考えている……という場合にも1.5世帯は役立ってくれます。その場合はトイレの設置も検討しておきましょう。
両親+ワーキングシングルが共に住まう家づくり
ここ数年、男女ともに晩婚化が進んでいるため、ワーキングシングル(成人単身者)が増えています。そのため、60代の両親と同居する独身者が急増。このスタイルにも、1.5世帯住宅はマッチします。
子ども時代とは異なり、独立した大人同士の同居は、それぞれの生活サイクルがあります。そのため、家の間取りもプライベートを重視することになります。
個室への水回り設置のほか、帰宅が遅くなっても、両親の寝室を通らずに自室やバスルームに入る間取りも検討しましょう。物音で起こしてしまう心配が軽減されます。
部屋の機能性を高める水回り設備
このように、さまざまなライフスタイルにマッチする1.5世帯住宅ですが、実現するカギはなんといっても「水回り」の完備です。
メインとなるキッチン、洗面所は共有となるため、大掛かりなものは必要ありません。
弊社がおすすめするコンパクトなキッチンと洗面台をご紹介します。
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サイズと価格に幅のある「ミニキッチン クラシコ」
コンロ、シンク、収納を備えた一般的なミニキッチン。900、1050、1200、1500mmと幅にバリエーションがあり、リフォームに適しています。ホワイト一色のシンプルなデザインなので、場所を選びません。
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シンプルの極み「ミニモラス」
1.5世帯住宅に導入するキッチンなら「ミニモラス」がおすすめです。小規模工事で壁に取り付けることができます。コンパクトながら、ちょっとした料理や洗い物をするには十分なスペースを備えています。
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コンパクトかつオールインワンの「プレーンVアップライト」
深型ボウルが一体となった洗面台に、ミラーボックスがセットになった「プレーンVアップライト」。シャワー混合水栓が備わっているので、ご家族それぞれの生活スタイルにマッチすることでしょう。こちらも幅600、750、900、1200mmとサイズが豊富です。
変わりゆくライフステージに合わせ、プラスワンの備えを
今は同居を考えていなくても、やがては考えなければならない時がくるかもしれません。ライフステージは人生の節目ごとに変化します。新築、リフォームをお考えの方は、1.5世帯住宅を検討されてはいかがでしょうか。
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公開日:2014年10月06日
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