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「台所」から「キッチン」へ―― 時代とともに変化する、キッチンの役割

公開日:2014年09月18日

「台所」から「キッチン」へ―― 時代とともに変化する、キッチンの役割

家づくりの要となる「間取り」を考えるとき、家族が集う「リビング」を中心にプランニングされる方が多いのではないでしょうか。キッチンを一体化させた「リビングキッチン」は、もはや主流といっても過言ではありません。

かつては「台所」と呼ばれていたキッチン。呼び名が変わった背景には戦後の高度成長期をきっかけに、目まぐるしく変化したライフスタイルがあります。
時代とともに変貌を遂げたその役割と、これからのキッチンプランニングについてご紹介します。

かつて台所は、北側の薄暗い一角に……

キッチンの歴史を少しだけおさらいしてみましょう。時代は昭和初期。この時代の台所は、あまり日が差さない北側に位置していました。奥まった場所にあり、いつも薄暗く、主婦が忙しそうに行き来している――。それが戦前までに多くみられた台所のスタイルです。

これは、まだ冷蔵庫がなかった時代、食材が腐らないようにするための工夫であると考えられます。また、奥に仕えて家事を行うことがあたりまえとされていた女性の地位の低さも理由のひとつではないでしょうか。

戦後一気に普及!台所兼食事室「ダイニングキッチン」という考え方

戦後の住宅不足の解決策として、昭和30年頃に住宅公団が誕生します。
住宅公団の間取りは、食事と寝る場所を別にする「食寝分離型」。さらには今のダイニングキッチンの原型となる「台所兼食事室」が欧米文化の影響を受け採用されました。

主婦が家族と同じ空間で食事を作るダイニングキッチンの登場が、日本の住宅の転機になったといえます。
そして、この合理的な考え方が女性の家事労働を一変させ、現在の住宅に脈々と受け継がれているのです。

つくる、集う、楽しむ……暮らしの中心にキッチンを

かつて薄暗く北側にあった台所は、リビングキッチンの普及により、南に面した明るく、暖かな場所が選ばれるようになりました。

また、キッチンは料理をつくるだけの場所ではなく、家族が集い、ともに楽しむ、時に来客をもてなす場としてさらに変化していきます。

女性の社会進出における夫婦共働きも、キッチンのあり方を大きく変えました。 2004年に電気メーカーが提唱した「新・三種の神器」であるIHクッキングヒーター、食器洗浄機、生ごみ処理機の普及からもわかるように、主婦がいかに効率よく家事をできるかが、キッチンプランニングの大きなテーマとなっています。

加えて「時短」「家事動線」がキーワードとなる現在のキッチン。家事をしながら家族との会話を楽しむ、テレビを観る、リビングにいる小さなお子さんを見守る……など、リビングキッチンは空間をも機能的にする役割を担っています。

もっとパーソナルに、自由な発想でキッチンをプランニングしよう

このように、時代とともに変貌を遂げたリビングキッチンはスタイルが完成し、固定化されたといえます。
しかし、二世帯住宅、狭小住宅、リノベーション住宅など、居住空間が多様化する昨今、ライフスタイルに合わせ、もっと自由な発想でキッチンづくりを楽しんではいかがでしょうか。

シンクやワークトップの高さはメインでキッチンに立つ人の体に合っていますか?
利き手に合わせて設備や家電を配置されていますか?
家族みんなで料理を楽しみたいというご家庭なら、キッチンとは別に作業台を設けるのもステキです。

キッチンは暮らしの中心であるからこそ、それぞれに合わせた幾通りのスタイルがあっていいはずです。

日本にリビングキッチンが誕生してから60年。機能は進化しても家族が集う場所であることに変わりはありません。

新築やリフォームの際には、家族がもっと快適に楽しく過ごせるよう、もっと自由に、パーソナルにキッチンリビングを考えみてはいかがでしょうか。

のご参考に、2014春夏カタログをご覧ください
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