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空間を創造する「キャンティレバー」で狭い敷地を有効活用

公開日:2015年04月16日

空間を創造する「キャンティレバー」で狭い敷地を有効活用

1階より2階が張り出している住宅を見かけことがありませんか?柱がなく、まるで2階が浮いているようにも見えます。デザインの面白さもさることながら、どんな構造になっているのか、気になるところではないでしょうか。
この建築構造を「キャンティレバー」といいます。限られた敷地を最大限に活用できることから、近年さまざまな建築様式に用いられています。今回は、そんなキャンティレバーの活用法や、建築する上での注意点をご紹介します。

片方だけを壁に固定「キャンティ構造」

キャンティとは、「一端の固定支持のみで片方支持のないもの」を指します。
建築物の場合、「はり出しの一端しか建築物の壁に固定されておらず、上階の一部が大きく張り出している構造」のことを指します。キャンティ構造の優れたデザイン性に注目が集まり、近年では多くの建築デザイナーが採用しています。

どう使う?キャンティレバーの活用方法

キャンティレバーのメリットは、なんといってもスペースの有効活用ができるという点です。1階、2階それぞれの活用法をご紹介します。

1階は駐車スペースやお子さまの遊び場として

土地にゆとりがなく、車の駐車スペースに悩んだことはありませんか?そんなときに役立つのがキャンティレバーの1階部分です。土地を有効活用できるとともに、はり出した部分が屋根になり、カーポートのような使い方をすることができます。
また、ちょっとしたお子さまのプレイスペースとしてもおすすめです。屋根があるので、天候に左右されず、安心して遊ぶことができます。匂いのこもりやすいニスを使った日曜大工も、屋外にあたる1階部分なら安心して楽しむことができるでしょう。

2階はプライベートなアウトドア空間を楽しむ

はり出た2階部分は、洗濯物を干したり家庭菜園を楽しんだりと、ベランダとして利用されている方が多いようです。しかし、キャンティレバーは通常のベランダより広くつくられることが多く、もっとさまざまな活用法が考えられます。
たとえばウッドデッキを敷き、室内の延長とするのはいかがでしょう。テーブルセットを置き、新鮮な空気の中での朝食というのも魅力的です。2階なので外からの視線を遮ることができ、自宅にいながらアウトドア空間を楽しむことができます。

建ぺい率はどうなる?

住宅を購入するとき、知っておきたい建築知識の一つに「建ぺい率」があります。建築面積の敷地面積に対するこの割合は、都市計画によって定められています。指定建ぺい率50%の土地は、その土地に対して建築面積50%の建物が限度ということになります。
1階と2階が同形の住宅、あるいは1階のほうが広い住宅であれば、「1階の面積=建築面積」と考えることができます。駐車場に壁、もしくは柱が建つ場合は、その柱に囲まれていて屋根のある部分(ルーフバルコニー)はすべて建築面積に計算されます。

先に述べたように、キャンティレバーは「一端の固定支持のみで片方支持のないもの」という構造。つまり、建ぺい率に含まれる「壁または柱に囲まれていて屋根のある部分」という条件に当てはまらないものがほとんどです。すべてのキャンティレバーが建ぺい率に含まれないというわけではありませんが、変形敷地や狭い土地を有効に活用する場合など、選択肢のひとつに検討されてはいかがでしょうか。

キャンティレバーの注意点

キャンティレバーは、その特徴的構造から、片側を強靱な重量鉄骨の壁で支える必要があります。そのため、キャンティレバー部分は鉄骨や鉄筋コンクリート、そのほかは木造となる「混構造」となるのが一般的です。完全な自由設計となることが多く、建築費用は通常より高くなることが予想されます。

また、混構造は、耐震などに大きく影響する構造計算が特殊となるため、経験豊富な工務店や設計士に依頼することをおすすめします。過去の実績などを考慮し、納得できる施工会社をお選びください。

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